|
アクシス・ネット技術コラム
技術コラムを連載でお届けいたします。
「ケースレー428−PROG型電流電圧変換アンプのエミュレーション・モード搭載したA4280高速電流電圧変換アンプ」の開発現場より、不定期でお送りします。
|
|
|
技術コラム : 高速電流測定について: A4280 高速電流電圧変換アンプ開発室より
投稿日時: 2019-11-8 16:00:27 (3798 ヒット)
(高速電流測定について) 新素材の開発が最近のキーワードになり 化学的には、画期的な素材として開発されても 実際のアプリケーションでの応用時に 電気的な定量解析が必要となります。 実際に測るパラメータは、電圧、電流、 抵抗、容量など基本的な測定です。 ところが、基本的な測定で問題が出た場合が 大きな問題となってしまいます。
その一つが電流測定と言えます。 電流は、電荷が単位時間に移動する量を測定します。 時間がゆっくりか、電荷が多ければ測定する方法は 簡単です。高速な電流信号、10mA 50MHz程度ならば オシロスコープと電流プローブで測定できます。 しかし、10nA 1MHzという電流信号を測定しようと するとどうすればよいのでしょう? シャント抵抗を使うのでしょうか?

10nAを電圧を計測する測定器にあわせ 10mV電圧に変換するには1MΩの抵抗が必要で 1MΩに1MHzが減衰せずに通すことは至難の技と言えます。 そこで、高速の電流電圧変換アンプが必要となります。 10の6乗のゲインで立上り350nsのアンプであれば 高精度に微小電流を測定できます。アクシス・ネットの 電流アンプは、高速電流の測定を可能にします。
【関連記事】 ・高速電流測定について: A4280 高速電流電圧変換アンプ開発室より ・測定速度: A4280 高速電流電圧変換アンプ開発室より ・DMM とエレクトロメータ ソースメータ: A4280 高速電流電圧変換アンプ開発室より ・4端子法という測定: A4280 高速電流電圧変換アンプ開発室より ・DMM とソースメータ: A4280 高速電流電圧変換アンプ開発室より ・微小電圧と誤差: A4280 高速電流電圧変換アンプ開発室より ・電子計測のツボ: A4280 高速電流電圧変換アンプ開発室より ・電圧パルスと電流パルス: A4280 高速電流電圧変換アンプ開発室より
A4280 高速電流電圧変換アンプ ケースレー428−PROG型電流電圧変換アンプの エミュレーション・モード搭載

|
このページのTOPにもどる
|