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アクシス・ネット技術コラム

技術コラムを連載でお届けいたします。
「ケースレー428−PROG型電流電圧変換アンプのエミュレーション・モード搭載したA4280高速電流電圧変換アンプ」の開発現場より、不定期でお送りします。
技術コラム : 太陽電池エージング評価
投稿日時: 2010-11-30 0:23:25 (1393 ヒット)
太陽電池のビジネスも、単純な太陽電池の開発のフェーズが終わりつつあり
他の半導体素子がたどった過程をたどっていると言えそうです。

今年の太陽電池の展示会を見ても、太陽電池の開発よりは、
設置工事等 市場に実際に商品として展開する動きが活発化していました。
後は、国が更なる補助金や電気の買い上げ促進をするれば市場拡大も見えてくるようです。

このような状況では、太陽電池の開発で求められるものは 2極化してきます。

1)通常のデバイスとしてのコストを落とした信頼性試験

 開発したデバイスのエージング(加速試験 寿命試験)が重要になってきます。
 信頼試験は、いろいろな条件下(照度 温度など)で多数のサンプルを効率良く
 試験するこが必要です。
 高額な試験装置を何台も並べて、試験データの相関を見るのは、現実的ではありません。
 計測器は校正された正確なものを一台とし、信号の効率の良い多チャンネル切り替え装置があり、
 使いやすいソフトが装置のキーになります。

2)新しい材料を採用した太陽電池の高感度測定

 わずかな違いを計測する場合に必要なものは、高感度の電流測定技術です。
 短絡電流Isc たとえば8A だったものが バックシートの材料の反射率を変えて
 1% 80mA 改善したことを証明するには、そう簡単なことではありません。
 今までも述べましたが、電流測定にて電圧が低い太陽電池の素子では、
 シャント抵抗を使用した測定は適正とは言えません。
 電流 8Aの測定に0.01Ωを入れると80mV の電圧がロスしてしまいます。
 実際の発電電圧が600mVしか発電しないのに短絡電流の測定に80mVの誤差があると
 言うことになってしまいます。
 計測電源を使用した場合は、電圧は1mV以下で短絡電流の測定ができ、
 電流 8A測定に対しても 実質 0.2%の誤差での測定ができます。
 このあたりが測定の限界となりそうです。

最終的には、高精度な測定器を効率よい切り替え器に接続した太陽電池評価システムが必要です。
太陽電池の総合的評価はアクシス・ネットにご相談ください。

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投稿者: ueda


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