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技術コラムを連載でお届けいたします。
「ケースレー428−PROG型電流電圧変換アンプのエミュレーション・モード搭載したA4280高速電流電圧変換アンプ」の開発現場より、不定期でお送りします。
技術コラム : DMM とエレクトロメータ ソースメータ: A4280 高速電流電圧変換アンプ開発室より
投稿日時: 2010-10-24 9:49:04 (4034 ヒット)
(DMM とエレクトロメータ ソースメータ)
人に得意不得意があるように、計測器にも
得意不得意があります。

一番よく使われる測定器はDMM(デジタル・マルチメータ)です。
電圧、抵抗、電流とオームの法則で測定します。
あまりに簡単にデジタルの数字がでてくるので
その数字がすべて正しいと思われますが、
果たしてそうなのでしょか?

DMM(マルチメータ)の計測部は、電圧計しか持っていません。
電圧を測定する場合は、もちろんOKです。
では電流と抵抗はどうやって測定しているのでしょう?

電流は、シャント抵抗を切替えてDMMが読みやすい電圧に
して測定しています。
一般的に20mVレンジが最高感度のDMMでシャント抵抗が10KΩならば、
20μA−1μA程度が測定できるということです。
でも、例えば、1μAしか流れない回路に10KΩを接続して大きな問題に
ならなければ良いのですが、そう都合の良いことばかり起こらないのが世の中です。
例え問題が起こらなくてもDMMで1mVの測定精度はどれくらいでしょうか?

エレクトロメータの測定原理は、電流帰還アンプを使用して微小電流を測定します。
このため、測定器の入力は通常イマジナリー・ショートで理想的には0Vです。
実際には、200μV以下で先ほどのシャント抵抗よりも5分の1です。
微小電流を測定するレンジに十分な分解能と精度を持っています。

抵抗測定での問題とはなんでしょう?
DMMの抵抗測定は、DMMが持っている電流源より電流を出し
やはり電圧を測定して抵抗を計算しています。
生命線は、DMMの電流精度ですが多くの人はあまりこのことと気にしていません。

更に1Ωの測定をDMMで 抵抗が200mΩほどあるケーブルで測定した場合の値とはなんでしょう?

紙面もないの詳しいことは、また次回。。。。
DMMは、電圧計というのが今回の結論でした。



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A4280 高速電流電圧変換アンプ
ケースレー428−PROG型電流電圧変換アンプの エミュレーション・モード搭載


4280A 高感度電流電圧変換アンプ仕様

投稿者: axis


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