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技術コラムを連載でお届けいたします。
「ケースレー428−PROG型電流電圧変換アンプのエミュレーション・モード搭載したA4280高速電流電圧変換アンプ」の開発現場より、不定期でお送りします。
技術コラム : 山登りと研究開発
投稿日時: 2020-1-27 11:16:31 (39 ヒット)
よく新製品開発を山登りに例えて今8合目であるとか
頂上が見えてきたという表現をします。

エベレスト登山では、登るのも難しいが下りるのはもっと難しい。
2019年は、頂上で渋滞が数100人あり 10名亡くなられています。
もっと驚きなのは日本では、谷川岳(1977m)登山での死亡事故ギネス記録
2012年までに805名の死者が出ている。
ちなみに、世界各国の8000メートル峰14座の死者を合計しても637名であり、
この飛び抜けた数は日本のみならず「世界の山のワースト記録」として
ギネス世界記録に記載されている。
原因としては、複雑な地形や切り立った岩壁、そして激しい天候の変化があります。
景色も素晴らしく、軽装備の登山客やスキーヤーも多く訪れるので
結果、多数の人が遭難します。簡単に見える山ほど危ない。

新しい技術の開発でも、確かに同じようなことがあり
新型の装置開発で大きな予算を使い開発設備も最新で多くの優秀なエンジニアが投入され
開発が進みます。


これに対して、例えば何かの部品の性能を引き上げるという開発があったとすると
よほど大型のプロジェクトでない限り、そんなに予算もかけられず多くのエンジニアも投入されません。

自動運転の開発で考えてみると、エベレスト登頂成功が自動運転でしょう。
多くに人が携わり、世界最高を目指します。 不意のトラブルにも対応した体制で臨みます。
自動運転に必要であると考えられるセンサーも高速かつ高感度を求められます。
全体の運転は、おそらくカメラからの画像処理でしょうが、距離や状況判断には多数のセンサーの
データが必要とされます。

何らかのセンサーで、感度を上げてノイズを減らし高速検出を要求されある程度改善したくらいでは総合的な自動運転と比べると、過小評価されがちです。
ただ、各種センサーも夢のようなことを言われても対応できるものではありません。

100km/h で走行していれば、 1秒間に28m進みます。
瞬間に反応し、自動車という機械を制御しなければなりません。

去年、某社の最新の自動車に乗りました。 その車はセンサーだらけです。
運悪く、ゲリラ豪雨にあった瞬間制御パネルにSYSTEM ERRORのメッセージが出ました。
おそらく、4方の近接センサーが豪雨を壁と認識しエラーを出したと思われます。
エラーで車が止まらないかハラハラしながら、道路を走っておりました。
すぐに雨がやんで、エラーは消えました。
レンタカーだったのですが、同じ車に乗る気はなくなりました。 

世の中を変える新しい技術の開発は、多くのエンジニアが関わりますが
名もないエンジニアの苦労の成果も関わっています。
投稿者: axis


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