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アクシス・ネット技術コラム

技術コラムを連載でお届けいたします。
「ケースレー428−PROG型電流電圧変換アンプのエミュレーション・モード搭載したA4280高速電流電圧変換アンプ」の開発現場より、不定期でお送りします。
技術コラム : バージョンアップ 寄木細工
投稿日時: 2020-5-26 11:54:11 (593 ヒット)
開発において、最初の仕様決定はかなり重要である。
基本性能をおさえ、できうるかぎり柔軟性を持たそうとするが、
往々にして、設計が終わったころに変更がやってくる。

今回は、単体の装置でしか動かないと決めたのに、
データをPCに直接送りたい、やっぱりサンプルの形状が変わる等々。。

今更言われても、どうにもこうにもならん場合があります。
装置が出来上がってからも、追加仕様が出てきます。
その都度、開発をやり直すわけにいかず、
治具変更、回路追加、ソフト変更が行われます。

バージョンアップは、カッコいいイメージですが
内容によっては、寄せ集めになってしまいます。


酷い場合は、治具が装置からはみ出し
ICの上にICが親子ガメのように乗り、
パターンカットとジャンパーだらけ

ソフトもややこしいサブルーチンの追加だらけ。
こうなると、あまり良いことがおこりません。

見た目は、悪いしノイズに弱い、バグがあると 3重苦が待っていそうです。
バージョンアップという言葉には魅力がありますが、中身が大事ということです。

ただ、世の中のスピードはゆっくりと装置仕様が決まるのを待ってはくれず
走りながら考えようスピードが命とよく言われます。

競合に対して開発スピードも大事ですが、最初からある程度仕様が決まっていないと
途中での変更は致命傷になります。

スピードと性能の折り合いがつけば、よいのですが。
じっくり取り組みたいが、早くしろ。
筆者のイメージの中では、めちゃくちゃ速く泳ぐ亀が浮かびます。

一歩一歩確実な亀ですが、うさぎよりも速いスーパー亀。
言っていることが無茶苦茶であることは確かです。
昔、亀は意外と速く泳ぐという映画がありました。
亀は、意外と速く泳ぎます。

余談ですが、昔は手っ取り早くでっち上げた物を寄木細工と言っていましたが
最近、本物の寄木細工の作り方を見て 寄せ集めと寄木細工ははっきり違うものと認識しました。
寄木細工は、計算されつくした完成品、寄せ集めはガラクタ細工。

開発は、寄木細工のように計算され安定したものでありたい。

投稿者: axis


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