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技術コラムを連載でお届けいたします。
「ケースレー428−PROG型電流電圧変換アンプのエミュレーション・モード搭載したA4280高速電流電圧変換アンプ」の開発現場より、不定期でお送りします。
投稿日時: 2020-9-23 9:53:30 (9 ヒット)
恐ろしいくらいの猛暑がやっと終わり 朝夕の気温に秋の気配を感じるようになりました。
筆者は、暑さくらいで食欲は落ちたことがないのですが、
世間一般では天高く馬肥ゆる秋と言います。

このことわざには、もう一つ意味があります。
漢の国の将軍である「趙充国(ちょうじゅうこく)」が言った言葉
「雲浄(きよ)くして妖星(ようせい)落ち、秋高くして塞馬(さいば)肥ゆ」
訳すと雲がきれい見えて、秋には北方の馬が肥え太っている 不吉なことが起きそう。

中国の漢の時代 秋になるとに匈奴(モンゴル騎馬民族)が収穫した食料を略奪しに来ていました。
夏に草原で肥え太らせた馬で、匈奴がやって来るので用心しろということです。
この略奪を抑える為、漢は匈奴に贈り物を何度もしています。戦争するより安上がりということもあったようです。
時代が変わり、匈奴の勢力も弱まるとことわざの意味も変わってしまい。
秋の豊かな収穫のみを伝えることわざになりました。

この趙充国の話より 300年ほど前の戦国時代の中国には、
皇族や将軍達が、自分の馬を競走させて賭けをして楽しんだ。
ある日、軍師孫膑は親友の田将軍が、この賭けにどうしても勝てないので、
勝つ方法を相談に来た。 
この賭けの競走の仕組みは、参加者は自分の持ち馬を三頭出場させて、
それぞれ取り組ませる方法で三回出走させていた。
当然、第一組は一番速い馬同士であり、二番目はその次に速い馬同士となった。
三番目は最も遅い馬同士である。
田将軍の馬は、三頭ともあまり速くなかった。
軍師は、田将軍に、一番目の出走馬には、最も遅い馬を出させた。
相手は最も速い馬であったので簡単に負けてしまった。
二番目には最も速い馬を出走させた。
相手の二番目に速い馬には一番速い馬で勝つことが出来た。
三番目には、二番目に速い馬を出走させた。
これも、相手の一番遅い馬に勝つことが出来た。
2勝1敗で、総合では賭けに勝つことができ大金と名声を得た。
一番目の出走を捨てたことが、勝因であった。
この辺から、中国の歴史に軍師が登場します。

この戦国時代に、有名な話 人間、万事塞翁が馬 の話が登場します。
確か筆者は、中学の国語の教科書で読みました。
あるとき、飼っていた馬が逃げて北方の敵地(胡)に入ってしまいました。
周りの人々は皆、気の毒がって口々に慰めましたが、
その老父は「いや、これが幸いになることもある」と言います。
それから数ヶ月して、逃げた馬が胡の駿馬を一緒に連れて帰ってきました。
そこで人々が祝福すると、彼は喜ぶどころか、「これは災いを招くこともある」と答えるのです。
その懸念が現実のものになります。彼の息子がその馬で落馬して、脚に大ケガをしてしまいました。
周りは皆、かわいそうに思って慰めましたが、
その父は「これが良いことになるかも」と穏やかにいいます。
その1年後、胡(匈奴)が大挙して侵入してきました。若者は弓を引いて戦いますが、
10人中9人が死ぬという悲惨な結果になりました。
しかし塞翁の子は脚の傷害のため、戦乱に巻き込まれずに、生き延びることができたのでした。


まあ、人生長く生きていれば何が良いのか悪いのか。
おいしいものばかり食べていては、成人病になるし。賢く生きないと生き残れないし。
多少のことがあっても、考え方次第で生きていくしかないのでしょう。

今回は、中国の哲学でした。
投稿者: axis

投稿日時: 2020-7-14 11:16:42 (82 ヒット)
最初に、食べてこれはうまいと思ったものが
何度か食べているうちにそれほど おいしくないと感じてしまう。
グルメの世界では舌が肥えたというのかもしれません。

ただ、思い出の味で最初食べたときの感動が、2度目では
それほど、おいしいと思わないということがあります。

時が経って味が変わった、体調の違い(空腹か満腹か)
いろいろなパラメータも変化します。

もしくは、過去の経験が美化され、現実の味が思い出の味を超えない。
思い込みバイアスがかかっています。

もちろん一つの味にこだわり、何十年も食べ続けている人もいます。
人生で一番食べたものは、王将の餃子かもしれません。
学生時代から、食べ続けています。
10代の空腹には、最高のごちそうでした。
仲間とワイワイ言いながら食べた記憶もあり、
人生最高のごちそうであったと思います。
今でも、思い出の味として、時々食べています。

技術の世界でも、初めて見たものは強く印象に残り
新しいものが次々に出てくるとよほどのことがない限り
途中の製品は忘れがちです。

長いエンジニア人生で、初めてみた計測器では
デジタル・オシロ と ソース・メータが強く記憶に残っています。


30代までは、デジタル・オシロを知らず アナログオシロで波形を見るだけでしたが
初めてデジタル・オシロを使ってみると、いろいろなトリガ条件で単発信号が保存できる。
なんと、ラクチンな計測器。

ソースメータは、電源とDMMが一体になっただけとも違うし、
電圧と逆向きの電流の意味が分からずどうやって使うのという感じでした。

使い方がわかると、ソースメータでしか測定できないものがあり、
取り合えず、DMMで難しければソースメータとなりました。
太陽電池がブームになった時は、毎日IVカーブを測定していました。

30代は、デジタル・オシロで生活をしておりました。
40代では、ほぼソースメータで暮らしていました。
オシロやソースメータは、今でもシステムに組み込みますが
最初に組んだ時のトキメキがありません。

まあ、仕事にトキメキは必要がないのですが面白さが半減してしまいます。
経験を積むことは、失敗が少なくなるかもしれませんが
ドキドキ感もなくなっていそうです。
この感じは、食べ物と同じような気がします。


筆者も年を取るにしたがい、いろいろなものを食べてきたことにより
並んでまで食べたいものが、あまりありません。


25年ほど前、部下の実家が沖縄のマンゴ農園で送ってもらった完熟マンゴを
食べさせてもらったときは 今まで食べたことがない甘さとおいしさに大感激、
金を払うから売ってくれとお願いしました。

今、沖縄から毎年完熟マンゴを送ってもらってます、おいしいのですが
最初に感じた味とは、違うと感じてしまいます。

エンジニアは、常に新しいものに挑戦し新しい味にトキメク人種のようです。
投稿者: axis

投稿日時: 2020-6-25 12:01:31 (135 ヒット)
筆者は最近、世の中には不幸の連鎖が存在するこを確認しました。

2月 ついにガラケーからスマホに機種変更。(キャリア―は 〇コモ)
実は、筆者はスマホが大嫌い。 電話としての機能は絶対ガラケーと信じていたが
メールを外出時に頻繁に見る必要があり、ついに スマホに変更。(メーカーは〇ャープ)

5月 事務所でかかって来た電話の通話ボタンが出ないという摩訶不思議な状況で
電話が何べんも取れなくなり、受信を確認後電話を強制的に切ってかけ直す。
また、どうも事務所内(大阪市内ですが)電波が弱く途中で切れてしまう。

携帯を修理に出す。代替え機1台目(〇ニー)を受けとる。

電波状況の改善のブースターを申し込む。

6月 ブース―タを設置。 修理代替えの携帯が壊れる。通話の相手の声は聞こえるが
こちらの声が聞こえない。
現象を確認後、代替え2号機(〇ニー)に交換してもらう。

代替え2号機 3日で 通話が途中で切れる。 事務所の自分の席で 電話が取れない。

冷静に考えると、電波状態が非常に悪い場所でもFOMAは途切れることなく使い勝手の良い携帯電話でした。
スマホは4Gでは、FOMAほどの通信を確保できないのでしょう。
もちろんユーザーの数も違うことも大きいと思われます。この為、筆者はますますスマホが大嫌いになりました。
修理代替えは、何らかの問題を持ったスマホが充てられているため、信頼性がない。
とは言え 不良の3連発+電波状態の不良は通常考えられません。


もちろん、同じ事務所で同僚は アップルのiPhoneや 同じメーカーのスマホを問題なく使っています。

ここで、仕事に使う機械としてこの程度の品質のスマホは論外ですが
正しいエンジニアの対応は、なぜここまで不良が続くのかを技術的に考えられるかでしょう。

感情的には、なんでやねんと ぶちきれそうですが 理性的にまだスマホにはこんな問題があるととらえるべきではないでしょうか。 

もしくは、筆者はスマホの神様に嫌われている。
投稿者: axis

投稿日時: 2020-5-26 11:54:11 (112 ヒット)
開発において、最初の仕様決定はかなり重要である。
基本性能をおさえ、できうるかぎり柔軟性を持たそうとするが、
往々にして、設計が終わったころに変更がやってくる。

今回は、単体の装置でしか動かないと決めたのに、
データをPCに直接送りたい、やっぱりサンプルの形状が変わる等々。。

今更言われても、どうにもこうにもならん場合があります。
装置が出来上がってからも、追加仕様が出てきます。
その都度、開発をやり直すわけにいかず、
治具変更、回路追加、ソフト変更が行われます。

バージョンアップは、カッコいいイメージですが
内容によっては、寄せ集めになってしまいます。


酷い場合は、治具が装置からはみ出し
ICの上にICが親子ガメのように乗り、
パターンカットとジャンパーだらけ

ソフトもややこしいサブルーチンの追加だらけ。
こうなると、あまり良いことがおこりません。

見た目は、悪いしノイズに弱い、バグがあると 3重苦が待っていそうです。
バージョンアップという言葉には魅力がありますが、中身が大事ということです。

ただ、世の中のスピードはゆっくりと装置仕様が決まるのを待ってはくれず
走りながら考えようスピードが命とよく言われます。

競合に対して開発スピードも大事ですが、最初からある程度仕様が決まっていないと
途中での変更は致命傷になります。

スピードと性能の折り合いがつけば、よいのですが。
じっくり取り組みたいが、早くしろ。
筆者のイメージの中では、めちゃくちゃ速く泳ぐ亀が浮かびます。

一歩一歩確実な亀ですが、うさぎよりも速いスーパー亀。
言っていることが無茶苦茶であることは確かです。
昔、亀は意外と速く泳ぐという映画がありました。
亀は、意外と速く泳ぎます。

余談ですが、昔は手っ取り早くでっち上げた物を寄木細工と言っていましたが
最近、本物の寄木細工の作り方を見て 寄せ集めと寄木細工ははっきり違うものと認識しました。
寄木細工は、計算されつくした完成品、寄せ集めはガラクタ細工。

開発は、寄木細工のように計算され安定したものでありたい。

投稿者: axis

投稿日時: 2020-4-1 10:18:11 (183 ヒット)
かつてNHKで電子立国 日本の自叙伝なる番組を1991年に放送していました、
もうかなり昔で、まだ日本が半導体製造をやっているころで
バブル期前最初はこんなに苦労したという番組

その後しばらくし、プロジェクトX2000年〜2005年放送 やらせ問題で打ち切りました。
中島みゆきの歌(ヘッドライト・テールライトの方が好き)が印象に残ります。
どちらも、まだ日本が物作りをしていた頃の思い出話になってしまいました。
記憶に残っているのは、電子立国 日本の自叙伝
1)元某社のエンジニアがシリコンの半導体を開発するお話
アメリカでシリコンを使った半導体ができた、おそらく最初のFET
まだ、日本はゲルマ半導体しか作ったことが無かった、
営業は、そんな事情は無視して注文を取り、エンジニアは苦肉の策として
シリコンの板にゲルマをはめ込んで製品を作ったと言う。
今では、詐欺ですが涙なくしては聞けない話。
エンジニアの心の葛藤が理解できます。

2)ビジコンがマイコンの設計をした話
インテルとビジコンが最初のマイコン4004を開発した。基本設計は日本人
ビジコンの嶋氏である。 
最初の電源投入時、うまく動くかどうか不安でリセットボタンから手が離せないという話が印象的でした。

プロジェクトXでは
富士通がプラズマテレビを開発した話
大きな問題が出たその時、女神の手が奇跡を起こした。 (ダダンダン ダダンダン地上の星が流れそう)
よく、抑揚なく文章を読むプロジェクトXごっこもやっていました。
プロジェクトXでは、問題が必ず起きて主人公が困っていると
なんかの神様が現れ突然解決する水戸黄門方式で終始していたような気がします。
そのプラズマテレビも今は見ることも無くなってしまいました。

昔は、数社マイコンの製作もしていたが、アメリカの国策に負け日本に
CPUの製造する会社が無い。
メモリ―もかつては、日本製が世界一であったのが1992年 
サムソンに取って代わられる。
液晶パネルの製造もこのままでは日本製もなくなりそうです。
この辺りは、経営というよりは国策では無いでしょうか。
もう少し賢い政治家と官僚になってもらわないとどうしょうもありません。
技術の価値がわかる政治家はまず出てこないのでしょうか。

昔は、資源のない国日本 材料を輸入し加工輸出で成り立つ国と言われておりました。
今は、クールジャパン コンテンツを売る観光立国なのでしょうか。

産業は、やはり1次産業(農業 漁業 林業) 2次産業(製造業)が
あっての産業ではないのでしょうか。
ソフトこそ、想像力の物作りということもありますが、
極論どちらが産業では優先かという議論ではハードになるのではないでしょうか。
ハードが、負けているようでは国があぶない。 ソフトはハードほど資本が
大きくなくともできる産業です。
つまり、昔は大きな資本でハードを製造する会社が多数あったのに、
日本にハード(製品)を製造する大きな会社が無くなっています。
象徴的なのは、シャープでしょうがそれだけでなく家電のほとんどが日本製では
無くなっています。
メードインジャパンの製品でも、多くの部品が中国や韓国製です。

ソフトはゲームが一般的になり、産業として成り立っていそうですが、
筆者はゲームが嫌いです。
どうしても、ゲームは虚像のイメージが付きまとい、
ゲームによる達成感が得られません。
バーチャルな勝利(表現が難しいのですが)は、実世界の勝利なのでしょうか。

昔は、モノ作りが実世界であり完成した電気製品がヒットして売れていく
開発に伴いエンジニアも育ち、収入も増える、生活も豊かになっていくという
ライフスタイルであった。

2次産業(特に電気製品 半導体)を海外のメーカーに支配されている今では、
最先端のモノづくりが無く、エンジニアも育たず、生活スタイルも大きく変わってしまいました。
家電メーカーが赤字に転落してしまいます。
かろうじて、車産業が残っていますが、若者の車離れが叫ばれています。

一番重要なスマホを作っているのは、国産ではシャープ 富士通 京セラ ソニーが
作っていますがiPhone やサムソン ハーウェイに太刀打ちができません。

若いエンジニアで、モノ作りを目指す方々に頑張ってもらうしか将来はないですが
ビジネス・スタイル事態も考え直す必要もあるのかもしれません。

筆者は、中学の技術の先生が 
『お前ら将来生きていく上で
 何をやって、なんぼ稼ぐかで人生が決まる。』
単純な教えですが、今でも心に残っています。
投稿者: axis

投稿日時: 2020-3-18 15:51:14 (172 ヒット)
中国の歴史には、万里の長城を始めとするとんでもないものが数多く存在する。
その多くは、人間の力のみを使った力業である。
その中でも中国で毛沢東指導の下1958年2月から、
四害(伝染病を媒介するハエ、カ、ネズミと、農作物を食い荒らすスズメ)の
大量捕獲作戦が展開された。
正式には「除四害運動」と呼ばれたが、スズメを大量に駆除したことから、
「打麻雀運動」、「消滅麻雀運動」とも呼ばれる。
しかしスズメの駆除は、かえってハエ、カ、イナゴ(蝗害)、ウンカなどの害虫の
大量発生を招き、農業生産は大打撃を被った。
スズメは、農作物を食べると同時に害虫となる昆虫類も食べ、特に繁殖期には
雛の餌として大量の昆虫を消費している。
指導層の無知が故に、食物連鎖の生態バランスを完全に無視した結果だったのである。
後にスズメは南京虫に変更され、ソ連から大量のスズメが送られたといわれている。

この時の雀駆除のしかたがすごい、広大な畑を大勢で囲みで鐘や太鼓を鳴らし続け
雀が飛び続け疲れて落ちてくるのを待つという凄まじい力業。
これこそが歴史に残る力業。

エンジニアもここは、力業で解決しようと言いますが、
日本中の雀を全滅させるほどの力業ではなさそうです。
雀の焼き鳥(姿焼き)は、京都伏見稲荷の名物で、年々雀の入手が難しくなって
絶滅寸前だそうです。
近年中国からの輸入が禁止され、また国内では雀猟の後継者がいないそうです。

なんだか、雀の焼き鳥とアナログのエンジニアが似ている気がします。
今スグではないが、近い将来欲しいと思ってもどちらも、先細りの絶滅危惧種。
今から、後継者を急いで育てるシステム 雀の学校が必要です。
投稿者: axis

投稿日時: 2020-3-12 14:47:32 (247 ヒット)
騒動の渦中にいる人は、全体像が見えず
横で見ている人の方が状況を判断できるということです。
囲碁から出た言葉で、囲碁をやっている本人よりも横で見ている人は
八目先まで手か読めるということわざです。

エンジニアの仕事に置き換えると、
装置開発で一度コンセプトが出て開発が進みだし
途中で問題が出てきた場合、今までの開発経過や使った時間お金によって
冷静な判断ができないことが多々あります。

筆者も、まったく今までやったことが無いシステムを開発中に
何度か経験しております。

経験上特に難しいのは、温度が絡む場合と新しい機構部品を使った場合。
測定は、ほぼ限界がわかっているのであまり無茶をしないのですが

温度は、周囲環境の影響を受けやすくムラなく変化させることも難しいので問題を起こしやすい。
また恒温層を使用しての試験では、125℃を超えると配線材料やコンタクトピンまでが
問題になってきます。また温度サイクルによる試験装置の寿命を考える必要があります。
装置も大がかりになると温度変化に時間がかかり、試験の結果をみて修正となると
アット言う間に日にちが立ちます。
若いころ、新製品の信頼性試験に低温試験動作で−20℃の部屋と80℃の部屋で交互に
装置の動作試験をやったことがあり狭くて暗くて寒い部屋に1時間以上閉じ込められて以来、閉所恐怖症になりました。
通勤時に電車が途中で止まると、冷や汗が出てきます。

機構部品も単純な物であれば良いもですが、デバイス形状に合わせて
複雑な形になればなるほど信頼性が落ちていきます。

このような複合の新しい条件で開発を行うと往々にしてとんでもないことが起こります。
開発が進んでくる途中で、何か所か修正の分岐点があったはずなのに
当初の計画が頭にあり、修正点を見逃してしまう。
また、エンジニアが結果を正しく報告しても会社にとって都合が悪ければ
そのまま、開発が進みどうにもこうにもならないことがあります。

新製品で誰もやったことがない製品は、誰もやってない理由があるのです。

このようなトラブルを他人事として、見てる時は、幸せを感じてしまいます。
自分が当事者でなくてよかった。

他人の不幸は蜜の味。
学術的にもシャーデンフロイデという現象で
シャーデン(毒 損害)にフロイデ(喜び)があるということです。
脳の深い部分で、快楽をえるのでドーパミンが出てきます。
人間の業(本能的)に由来する快楽です。 毒ほど旨いものはない。 


今日は、人の身 明日は我が身。木をみて森を見ず。鹿を追うものは山を見ず。
他山の石以って玉を攻くべし。 人の振り見て我が振り直せ。情けは人のためならず。
昔から、よく戒められている教えです。

それとよくあるのが、取らぬ狸の皮算用。思い込みは間違いを生みます。
そこら中狸だらけもしくは、魑魅魍魎が飛びかう状況。
人間は、信じたいものしか信じず、自分自身を騙します。
エンジニアには、真実を見極める目が重要 まさに岡目八目


投稿者: axis

投稿日時: 2020-3-6 9:21:00 (173 ヒット)
昔々、錬金術師たちが鉛から金を作ろうと怪しげなレシピでいろいろと実験をしていました。
 科学的に金属である鉛に何か薬品を混ぜてよく効くおまじないをしたとしても
鉛は絶対金にはなりません。 ハリーポッターでも出てきた賢者の石が必要です。
何故かというと、鉛は安定した物質で、原子核の結合力が強く 非常に安定した物質です。
(鉛の原子番号48)
本当の錬金術は、水銀の同位体Hg-196に中性子を打ち込むと、高い確率で金に変化します。
(金の原子番号 79 水銀原子番号80 )
ただ、水銀の同位体Hg‐196は自然界にはごくわずかしか存在しないので水銀に
中性子を打ち込んでもすべて金に変わりません。 残念無念。

これ以外だと、中性子星合体するか星崩壊時のr過程でしか鉄原子番号28より重い原子はできないそうで産地直送で金を手に入れるのは、宇宙のどこかで数億年に一度の天体ショーを
待つしかありません。 このへんの詳細は、またコズミックフロントでやるでしょう。

バイオセンサーで重要な素材として使用されているプラチナの産出は、
75%が南アフリカ、17%がロシアに偏っており金より貴重なレアメタルとなっています。
プラチナは、触媒や電極に適した化学特性のみでなく 貴金属としても人気があります。
ゴールド会員とプラチナ会員では、プラチナ会員の方が格上でしょう。

バイオセンサーの電極は、酸性やアルカリ性の溶液を扱うことが多く
銀塩化銀か白金が多く採用されています。
どちらにしても、普通の電極としては高すぎます。
量産してコストを下げる時には一番の課題となります。

筆者は、今でも金銀と聞くと
昔ライオンの洗剤のCMで
「うれ〜しい〜白で〜す〜、ブル〜ダ〜〜イヤ〜♪ 金・銀・パ〜ルプレゼント♪」
のフレーズが蘇ります。
投稿者: axis

投稿日時: 2020-3-2 14:38:01 (152 ヒット)
一字違いで大きな違い、七回転ぶところまでは一緒ですが
八回目に起き上れるか倒れてしまうか。

人生の失敗は七回どころではないのでしょうが、八回目(最後の次)が
起き上れるかどうか。

エンジニア 平均1ヶ月に1回失敗をしたとすると1年で12回
最初の1年で七転びを超えています。

筆者は、かるく三桁しかも500は超えているかも。
年を取ると ごまかすのもうまくなります。
転んだところを人が見てなければ転んだことは無かったことにして
他人が同じ転び方をしたとき、しつこく責める。

何かをやる時、全速力で走っていた場合と力を抜いて走っていてこけた場合の
怪我の大きさは変わります。交通事故も速度に応じて被害が大きくなります。
物理の法則でも 衝突は Ft=mV となっている。(衝撃Fは、速度Vに比例します。)
一心不乱 全速力で突っ込むとこけた場合の被害が大きい。
エンジニア若い時は、速度重視思いっきりこけれるかどうかで力量が決まります。

こけてもこけても、ターミネーターのようにしつこく起き上る。ダダンダン・ダ・ダン
(筆者は、TVシリーズサラコナークロニクルズのキャメロン役サマー・グローのファンです。
ツタヤのポスターは衝撃でした。シーズン途中で脚本がダメで打ち切りになってしまいました。残念)


エンジニア心得
タフでなければ生きていけない。優しくなければ生きている資格はない。
(by フィリップ・マーロウ)
今、フィリップ・マーロウを検索すると、なんとプリンが出てくる。
なんのこっちゃ わけわからん。。

筆者の座右の銘、技術に魔法は無い。
地道に努力した積み重ねこそが、成功への近道。
夢も必要ですが、努力はもっと必要な要素と信じています。
実現できる夢はドリーム 実現できないほど無茶な夢はファンタジー

最近は、夢もチボー(希望)もない
(by東京ぼん太)

例えが古すぎてわかってもらえるか心配。。。
投稿者: axis

投稿日時: 2020-2-27 11:25:02 (130 ヒット)
電気の怪獣といえば、
今であればほぼ100%ピカチュウと言われるのだろうが、
エレキングも捨てがたい(ウルトラセブン)
ピカチュウ 10万ボルト 
エレキング 50万ボルト

ウルトラセブンは、なかなかの名作ぞろいで子供相手に本気を出した
特撮物であったような気がする。
といっても、リアルタイムで見ていた人は、若くても50歳以上で
世の移り変わりのなんと早いこと。

実際の生物では、ネットで調べると
電気ウナギ 最大電圧800V 1A を1m秒程度
電気ナマズ 最大電圧300V程度 
シビレエイ 最大電圧60V ピーク電力100W 10m秒間
の3種類が有名です。

特に電気ウナギは、時として馬でも死ぬといわれています。
感電で重要なのは、経験上電圧と電力です。
感電の被害の大きさは体内を流れた電流で決まります。
ただ、最初の皮膚の絶縁を破る電圧があるかどうか
電流が流れても電圧を維持できるエネルギーが溜まっているかで
痛さが変わります。

筆者は、感電は、嫌いですが電気風呂が大好きです。
銭湯の電気風呂は3-10V で 10mA以下の電気を電極間に流し
人間の体には、1mA以下の電流が流れるようになっています。
感電の疑似体験器を製作した時に測定した電流では500μA程度で
充分痛く感じます。

その感覚から推測すると2-300μA程度の電流ではないかと想像します。
この辺りが気持ちよさげです。
体の中では、何かが電気泳動されていそうです。


筆者は、温泉も大好きで特にお気に入りは
万座温泉  お湯(硫黄泉)が最高です。
那智勝浦 忘帰洞 
曽爾高原 お亀の湯など 多数あります。

エンジニアには、たまには温泉に浸かってストレス解消をお勧めします。
お湯に浸かってほっこり。。。
投稿者: axis

投稿日時: 2020-2-13 15:18:55 (182 ヒット)
著者の周りには、けっこう苦労しているエンジニアがたくさんいます。
毎日が苦労の連続、一難さってまた一難。

何で難しい問題が起こるんや。毎日、何かの問題を解決しないといけない無間地獄。
いやいや、問題解決の能力があるから、より難しい問題がやってくる。
しかし、これはどうにもならん。。。
どこで人生を間違ったのか、自問自答を繰り返す。

うまくいったはずなのに、帰ってくるとトラブルが起きている。
まさに いたちごっこ。

エンジニアにとっての幸せは、
1.装置が動く
2.まともなデータがでる
3.顧客から文句が出ず、営業から感謝される。
ささやかな幸せである。

たったこれだけのことに、うまくいかずに悶え苦しむ。うまくいっているときも、絶えず不安感がよぎる。

1990年くらいに日本でも、マーフィーの法則が有名になりました。
アメリカ空軍のエンジニアが言ったことがきっかけですが。
壊れる可能性のあるものは、必ず壊れる。
壊れるタイミングは、最悪のタイミングで壊れる。

桂米朝(3代目)での落語 算段の平兵衛の一節で
弱り目に祟り目、貧すりゃ鈍する藁打ちゃ手打つ、
便所に行ったら人が入っとる。というくらいひどい状態。

不幸は必ずやってくる。長年、エンジニアをやっているとマーフィーの法則が確かにあると思える。

ただ、長い経験の中でじっくり思い起こすとすべてがうまくいかなかったこともなく
運よく問題を簡単に切り抜けたこともある。

たまたま、ひどい例に当たった時に強い印象が残って自分はどれほど不幸かを逆に
自慢していたような気がしてきます。

自尊心とは、不思議なもので自分が特別であることを自慢したくなります。
SNSの承認要求も同じ根源ではないでしょうか。

いいねと大変ねは、紙一重。 運、不運の分かれ目も紙一重。

昔々、まるで仙人のようなエンジニアと仕事をしました。
仕事は楽しんでやるもの、トラブルも楽しむ。仕事があることに感謝する。
時間さえあれば解けない問題は無い。 

悟りの境地です。
こうなれば、毎日幸せ。

手と手を合わせて
(シワとシワとが合わさり寄って)
しわ寄せ。

やはりできるエンジニアには不幸が似合う。。。
投稿者: axis

投稿日時: 2020-2-6 15:08:05 (148 ヒット)
世の中には、見たいと思っても見えない物 見たくなくても見えてしまう物があります。
光学的に見えるものは、人間の目で見える光の領域でしか見えません。
この領域を可視光領域といい、赤から紫までです。実体顕微鏡も拡大はできますが
可視光領域をはみ出て観測はできません。(およそ波長800nm-400nm)

要は、この領域からでた光を目で観測することができず、400nmより小さい物は
光学顕微鏡では見れません。
細菌の大きさは1μm以上はあるので、顕微鏡での観察は可能ですが
100nm以下のウィルスは、見ることができません。 
まてまて、ニュースでウィルスの写真を見たぞという方、その写真は電子顕微鏡の画像で
可視光で見たものではありません。

電子顕微鏡は、サンプルに電子を当て跳ね返ってきた電子を測定し画像化したもの(SEM)か
電子をサンプルにあて透過してきたものを測定し画像化しもの(TEM)があります。
通常ニュースで流されている映像は、SEMの画像です。

有名な野口英雄は、細菌研究ではその時代のトップでしたが、実験器具は光学顕微鏡だけでした。
その為、研究中に黄熱病のウイルスに感染し亡くなります。 
電子顕微鏡は野口英雄が亡くなってから2年後に開発されます。

この100年間で、見える物見えざる物も変わってきました。 
電子以外にも、観察する手法として超音波やX線等が使われます。

超音波は非破壊試験として、壁の中のヒビの検出等や 超音波エコーとして内臓の動きが見えます。
X線は、物質を透過し観察します。 レントゲンやCT等 骨折の状態や 肺の検査に使われています。 研究用では兵庫県の山奥にあるSACLAはX線レ―ザーで
世界最小の物が見えます。 波長63pm 原子が直接見えそうです。
でも、SACLAは装置ではなく施設です。

バイオセンサーの対象物はおおざっぱに言って、
カビ100μm 酵母10μm 細菌1μm ウィルス100nm以下というところでしょうか。

細菌までは、顕微鏡で確認しセンサーを通過すれば信号が出るという検査もできるかもしれませんがウィルスは強敵です。電子顕微鏡はまだまだ大がかりな装置で簡単に見るという感じではありません。

ウィルスの検査方法で今一般的といわれているのは、PCR法(ポリメラーゼ連鎖反応)でRNAもしくはDNAを増幅し検査する方法です。
これも、直接ウィルスを見ているわけではありません。

見た目だけで インフルエンザの型がわかればいいのですが。
ウィルスを直接見ても何のウィルスかは正確にはわかりません。

ウィルスや細菌が1000倍くらいになってそのまま見えるようになれば、
おそらくホラー映画の1場面のようになってしまいます。
恋人の本当の姿を見たいと思っても、
恋人がばい菌だらけでは、百年の恋も冷めるというものです。
人間は見た目が99%。 知らぬが仏、見なくていい物もありそうです。
投稿者: axis

投稿日時: 2020-1-31 16:28:04 (293 ヒット)
中国 秦の趙高が鹿を二世皇帝に献じて馬であると披露すると、群臣は趙高の権勢をはばかって
反対を唱えなかったという。もう少し詳しく解説すると鹿を連れて歩きこれは馬だと言い、
それは鹿ですがと言った者はすべて処刑し逆らう物を排除したという。
自分の権勢をよいことに、矛盾したことを押し通す。また、人を愚弄する。
白を黒ということわざです。

筆者は、中国の歴史も大好きで横山光輝の中国史の漫画をすべて読みました。
今風にいうとキングダムです。
人間は太古の昔からあまり変わってないのかもしれません。
盛者必衰のことわりのとおり、歴史は繰り返されます。 
この趙高も二世皇帝を殺した後殺害されます。 
(二世皇帝とは、秦の始皇帝の出来の悪い息子胡亥で、趙高が始皇帝の死後策略を持って二世皇帝にします。 因みに始皇帝は預言書で『秦を滅ぼすのは胡ならんや』
ということを信じ 胡を北西の民族だと思って防御用に万里の長城を築きます。
預言書は当たっていて 秦を滅ぼすのは胡亥であったという落ちです。
 北西の民族とは簡単に言うとジンギスカンの先祖で、ジンギスカンは万里の長城
を破ります。その後世界最大のモンゴル帝国を築きます。
2重の意味で当たっている預言書はすごい)

現在も、目まぐるしく技術が変わっているように見えますが何か本質のところでは
同じようなことが問題になっているのではという気持ちになります。
自動運転、宇宙旅行、バイオテクノロジー 人工頭脳 等 華々しい言葉が
飛び交います。
ただ、現在の技術開発をみていると、何か鹿を指して馬と為すの要素が混ざって
いるような気配を感じてしまいます。
未来予想とは、いかに難しいか。 

確かに、半導体ができてから電気製品の性能は飛躍的に上がり、コンピュータの
発展(ハード ソフト)も年々変わっていきます。夢を実現するという言葉が
良く聞かれ、確かに新製品は夢に近づいているように思えます。
CPUも 一時期はムーアの法則により 1.5年で2倍の性能アップ
(トランジスタの数で2倍)が行われておりました。
あの頃、CPUは速くなってもOSが重くなって、差し引きあまり変わらない
処理速度であったよう気がします。
前にも言いましたが、だから筆者は、Windowsが嫌いです。
新しいCPUは前より高速になっているので 同じアプリケーションは2倍の速さで
動いてほしい。経験で言えるのは、CPUを変えるよりハードディスクをSSDに
した方がPCは速くなります。

ムーアの法則も、CPUのみならず広く技術開発の場面で叫ばれ技術は必ず進化し
続けるものとされています。技術者も毎日努力しているので進化しているはず
なのですが、時々新製品が前の製品より性能が落ちていることもある。
どことは言いませんが、OSの大手メーカーでさえVISTAや8 8.1は無かったことにしていましたね。 7の方が10より使いやすいのに。

子供のころはいずれ自動車が空を飛び 町をロボットが歩いているところを夢見ていましたが
2003年4月7日 もしくは、2013年4月7日鉄腕アトムは生まれませんでしたし 自動車はまだ空を飛んでいません。

ただ、サンダーバードが出動する国際救助隊本部にあるモニターは、
どう見ても液晶パネルでした。50年以上前に、液晶パネルを正確に予測したことは、すごいことです。 但し 原子力でどうやって空を飛ぶのかが未だにわかりません。
何を噴射していたのやら。。 また、マイクがやたらにでかい。もう少し小型化できるやろう。

現在では、車は空を飛ばなくても、ドローンは飛んでいるし皆スマホで通信しているし
AIは日々進化しているようです。

技術の進化は、徐々に進む部分と一気に進む部分の組み合わせのような物なので
社会生活を変える開発は、予想が難しく当然開発も難しいので予想が中々当たりません。
この辺りに、馬と鹿が住んでいそうです。
投稿者: axis

投稿日時: 2020-1-27 11:16:31 (170 ヒット)
よく新製品開発を山登りに例えて今8合目であるとか
頂上が見えてきたという表現をします。

エベレスト登山では、登るのも難しいが下りるのはもっと難しい。
2019年は、頂上で渋滞が数100人あり 10名亡くなられています。
もっと驚きなのは日本では、谷川岳(1977m)登山での死亡事故ギネス記録
2012年までに805名の死者が出ている。
ちなみに、世界各国の8000メートル峰14座の死者を合計しても637名であり、
この飛び抜けた数は日本のみならず「世界の山のワースト記録」として
ギネス世界記録に記載されている。
原因としては、複雑な地形や切り立った岩壁、そして激しい天候の変化があります。
景色も素晴らしく、軽装備の登山客やスキーヤーも多く訪れるので
結果、多数の人が遭難します。簡単に見える山ほど危ない。

新しい技術の開発でも、確かに同じようなことがあり
新型の装置開発で大きな予算を使い開発設備も最新で多くの優秀なエンジニアが投入され
開発が進みます。


これに対して、例えば何かの部品の性能を引き上げるという開発があったとすると
よほど大型のプロジェクトでない限り、そんなに予算もかけられず多くのエンジニアも投入されません。

自動運転の開発で考えてみると、エベレスト登頂成功が自動運転でしょう。
多くに人が携わり、世界最高を目指します。 不意のトラブルにも対応した体制で臨みます。
自動運転に必要であると考えられるセンサーも高速かつ高感度を求められます。
全体の運転は、おそらくカメラからの画像処理でしょうが、距離や状況判断には多数のセンサーの
データが必要とされます。

何らかのセンサーで、感度を上げてノイズを減らし高速検出を要求されある程度改善したくらいでは総合的な自動運転と比べると、過小評価されがちです。
ただ、各種センサーも夢のようなことを言われても対応できるものではありません。

100km/h で走行していれば、 1秒間に28m進みます。
瞬間に反応し、自動車という機械を制御しなければなりません。

去年、某社の最新の自動車に乗りました。 その車はセンサーだらけです。
運悪く、ゲリラ豪雨にあった瞬間制御パネルにSYSTEM ERRORのメッセージが出ました。
おそらく、4方の近接センサーが豪雨を壁と認識しエラーを出したと思われます。
エラーで車が止まらないかハラハラしながら、道路を走っておりました。
すぐに雨がやんで、エラーは消えました。
レンタカーだったのですが、同じ車に乗る気はなくなりました。 

世の中を変える新しい技術の開発は、多くのエンジニアが関わりますが
名もないエンジニアの苦労の成果も関わっています。
投稿者: axis

投稿日時: 2020-1-22 9:03:00 (236 ヒット)
計測器の基礎としてコネクタの説明をいたします。

バナナ


昔から使われているコネクタで、DMMやソースメータの端子として使われ
一番一般的な接続端子と言えそうです。
電流も通常12A程度流せます。 耐圧は1000Vあります。

ジョンソンターミナル


陸端(陸式ターミナル)


これらも規格は古く、またバナナが刺さることで汎用として使用されている。

BNC


測定器に汎用で使われているのはBNCである。
同軸コネクタの特性インピーダンスは絶縁体と中心コンタクトの材質(誘電率)
及び寸法(内外径比)で決まります。
同軸コネクタは同軸ケーブルのインピーダンスに合致するように作られています。
同じ形状をしたコネクタでもインピーダンスが50Ωと75Ωのものとでは絶縁体の
材料もしくは形状が異なります。
但し、相互接続できてしまいます。 信号測定には注意が必要です。
高周波の測定としては、インピーダンス50Ωのものでないと反射が起こり波形が歪みます。
ケーブル自体も RG- 58A/Uが 特性インピーダンス50Ωです。
測定器では、バンド幅500MHz以下の装置が多く採用されている。
耐圧は、500V以下。

SMA


高周波の測定器で500-4000GHzくらいまでは、SMAが多く信頼されています。
取付けには、トルクレンチを使う必要があります。

SMB


主に、基板に信号入力用に使用します。ワンタッチで脱着可能。
信号の周波数は1GHz程度まで。

N


18GHz以上となれば、N型コネクタ。 損失が少ないことが特徴。

TRX (トライアクシャル・ケーブル)


三重同軸ケーブル(微小電流測定用) 中心が信号、インナーシールドがガード、
外側がシールドになっている。外径がBNCと同じなので昔は誤挿入によりコネクタをよく壊されていました。
そこでBNCは引っ掛けのピンが2本(180°)で TRXは3本(120°)にして誤挿入を防止しています。

ソースメータや半導体パラメータ・アナライザでは、ガードに信号と同じ電位をかけ
リーク電流が流れないようにして測定する。
微小電流測定専用のエレクトロメーターでも使用しますが、ガードはグランドにつながっています。
この辺りのお話は、また別の機会といたします。
ただ、計測器の世界で微小電流測定(具体的にはnA以下)は、TRXケーブルが必須です。

MHV


SHV


その他、各メーカーの特殊ケーブルはありますが、高電圧用はMHV SHVコネクタがあります。
常識的には、DC500Vを超えるとBNCが使えず DC1500Vくらいまでが MHV DC5kVまでが SHVになります。
但し、気をつけないといけないのが ディレーティング・カーブです。


プローブやケーブルには、容量があり周波数が高くなると電流が流れます。
耐圧の高い絶縁体ほど、誘電率が高く電極が接近していると容量が大きくなります。
高電圧で周波数を上げていくと、どんな絶縁体でも電流が流れます。
最高耐圧が5KVあっても3MHzでは、1kVもちません。
安全の為、ACの高電圧を印加する場合は注意が必要です。
また、速い立ち上がりの高電圧は、高い周波数を含むので立上りで放電することがあります。

1kV 以上は十分に注意が必要です。
投稿者: axis

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